65歳以上で仕事がないときに選ぶイチオシの仕事を男女別に解説!

公開:2024/06/15 更新:2024/06/15
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65歳で働き口を探しているけど、なかなか仕事が見つからない方も多いのではないでしょうか。

世のなかには年齢不問の職業もあるので、65歳以上の方も働けます。本記事では、65歳以上の方に向いている職種を男女別に紹介します。

本記事を参考にすれば、自分に合った職場が見つかりやすくなるでしょう。65歳以上で仕事が見つからない方は、本記事を参考にしてください。

65歳以上が働いた方がよい理由

65歳以上で働くと、老後を豊かに過ごしやすくなります。2人暮らしの夫婦が65歳以降の30年間を過ごしていくためには、公的年金を除いて2,000万円の貯金が必要です。

ただ、怪我や病気などで予想外の出費が発生する可能性を考えると、2,000万円以上を貯金しなければなりません。お金の心配がない老後を過ごしたいのであれば、65歳以降も働く必要があります。

高齢者になっても働き続ければ、さまざまな年代の方々と交流できるので無意識のうちに刺激をもらえるでしょう。

【男性】65歳以上で働けるイチオシの仕事は?


ここでは、65歳以上で働ける男性イチオシの仕事を3つ紹介します。
  • マンション管理員
  • 警備
  • タクシー運転手
少子高齢化社会の現代において、65歳以降の男性が働ける仕事は数多くあります。とはいえ、具体的にどの職種が働きやすいのか気になる方も多いでしょう。それぞれの仕事内容を理解し、自分に向いているのかを参考にしてみてください。

マンション管理員


マンション管理員は、マンションの住民が快適に過ごすために建物の設備点検や清掃をする仕事です。マンション管理員は管理会社と雇用契約を結び、非正規雇用の時給制で働く場合が多い傾向にあります。

求人によって週3日、1日3時間から働ける場合もあって短時間勤務が実現できます。また、健康面やプライベートでの調整をしやすいのが特徴です。連絡やトラブル解消など人間関係に関する業務が多く、長年培ってきたマネジメント能力を活用できます。

警備


警備会社は主に非正規雇用で働けるので、自身の体調に合わせて仕事に取り組めます。警備の仕事は、施設警備と交通誘導警備の2種類があります。

施設警備は、商業施設内で巡回や監視カメラの確認をする仕事です。一方で、交通誘導整備は工事現場やイベント会社で、人間や車の誘導をします。交通誘導整備は屋外の仕事なので、体力面に不安を感じる方には向いていません。

警備の仕事をしたい方は、施設警備で働くか交通誘導整備かを明確にしてから求人を探しましょう。

タクシー運転手


タクシー運転手は安全運転するための教育制度が整っているので、安心して仕事ができます。タクシー運転手として働くためには二種免許を取得しなければなりませんが、会社が免許取得に金銭的な支援をしてくれる場合が多いです。

したがって、現在二種免許を取得していなかったとしても運転好きの方であれば、タクシー運転手を目指せます。タクシー運転手の給与は基本給と歩合給の2段階に分類されており、頑張り次第で売上を増やせるのが魅力です。

【女性】65歳以上で働けるイチオシの仕事は?

「65歳以上だと、若い頃と比べて働ける仕事に限りがあるんじゃないの」と気になっている女性も多いでしょう。

若者より働ける仕事が少ないのは事実です。しかし、65歳以上でも働ける職場は数多くあります。65歳以上の女性にイチオシの仕事は、以下の3つです。

  • 清掃員
  • 家事代行サービス
  • 介護士
それぞれの特徴を理解し、求人探しの参考にしてください。


清掃員

清掃員は難しい仕事が少なく、適度に身体を動かしながら働けるので、健康を維持しやすい仕事です。正規雇用から隙間時間で働ける非正規雇用まで、自分に合った働き方ができます。

また、清掃が必要な建物は日本全国にあるため、どの地域に住んでいる方でも求人探しがしやすいでしょう。「ビルクリーニング技能士」の資格を取得すれば、キャリアアップも見込めます。

キャリアアップを実現すれば、収入の増加が期待できるので、安定した生活が送りやすいでしょう。

家事代行サービス

家事代行サービスは、掃除や洗濯、料理など顧客の代わりに家事をする仕事です。普段から家事を積極的におこなっている方は、プライベートと同様の作業をして収入を得られます。

また、顧客から感謝の言葉を伝えてもらえる機会も多く、やりがいを感じやすい仕事です。家事代行サービスは、人と接するのが比較的好きな方に適しています。共働き世帯が増加傾向にある現代において、家事代行は需要が高いサービスといえるでしょう。

介護士


介護士は、デイサービスから有料老人ホームまでさまざまな勤務先を選んで働ける仕事です。介護士は勤務する職場によって仕事内容が異なるため、自分の希望に合った職場選びをしましょう。

特に、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどの介護度が低い施設は、身体的負担も少ないので働きやすいのが特徴です。介護士は、今まで自分が培ってきた経験やコミュニケーション能力を活用できます。

65歳以上が仕事を選ぶ際に気をつけるべきポイント


65歳以上が仕事を選ぶ場合は、さまざまなポイントに気をつけなければいけません。65歳以上の方は、以下の3つのポイントに気をつけてください。

  • これまでの経験にこだわらない
  • 好きなときに働ける職場選びをする
  • 雇用状態を限定しない
ここで紹介しているポイントを参考にし、仕事選びをしましょう。

これまでの経験にこだわらない

65歳以上の方は、今までの職歴にこだわりすぎると、かえって働き口を見つけるのが難しくなる可能性があります。「未経験OK」「シニア大歓迎」と記載されている求人に積極的に応募しましょう。

「未経験OK」や「シニア大歓迎」と記載されている求人は、年齢不問や逆に高齢者を求めている場合が多いです。過去の経験に捉われず職場を探すとよいでしょう。

好きなときに働ける職場選びをする

65歳を超えると体調不良になる可能性が高まるので、自分の希望が通りやすい職場選びをしてください。週3日から1日5時間で働ける職場なら、4日間は身体を休められます。そのため、体力の衰えがあっても安心して働けるでしょう。

また、自宅から遠方の職場で働き始めた場合、就労時間以外に移動時間がかかってしまいます。移動時間が長いと無駄に疲れてしまい、体調を崩しやすくなるかもしれないため、なるべく自宅周辺の職場を探すことをおすすめします。

仕事探しをする際は、時間の融通が利く自宅から近場の職場かどうかも確認しましょう。

雇用状態を限定しない

65歳以上で働きたい場合は、雇用状態を限定しないように心がけましょう。正社員で職探しをしていたとしても、非正規雇用の方がよい条件の職場が見つかる可能性があります。

正社員は安定した雇用と収入を得られますが、非正規雇用は働く時間の融通が利きやすいです。それぞれの働き方にメリットとデメリットがあります。「正社員になりたい」「非正規雇用で働きたい」ではなく、求人の仕事内容や条件で職場選びをしてください。

65歳以上で働き口を探す方法


ここでは、65歳以上で働き口を探す手段として、以下の6つの方法を紹介します。

  • 再雇用制度を活用する
  • 知人に紹介してもらう
  • シルバー人材センターを活用する
  • 勤務延長制度を活用する
  • 人材紹介を活用する
  • シルバー向け求人情報を活用する
65歳以上で働き口を探す方法には、さまざまな手段があります。それぞれの方法を検討し、自分の希望する職場で働けるように努めましょう。

再雇用制度を活用する

65歳以上で働き口を探している方は、再雇用制度を活用しましょう。再雇用制度とは、定年に達した労働者を一度退職させて、再度労働条件を締結したうえで雇用する制度です。

再雇用制度を活用した場合、雇用契約を結び直すので、労働条件や雇用条件が変動します。老化による衰えから、仕事に対するパフォーマンスの質が低下すると考えている企業も存在するからです。

再雇用制度では、年収は現役時代の20〜50%は減少すると言われています。

知人に紹介してもらう

知人が会社経営をしている場合は、仕事を紹介してもらえる場合もあるでしょう。求人情報を見て就職する場合、求人内容にどれだけ信憑性があるのか心配に感じながら仕事に応募しなければいけません。

しかし、知人からの紹介の場合、仕事内容や職場環境などを理解したうえで雇用してもらえるので、働き始めてから辞めたくなる事態を防止できます。

知人は自分の人柄やスキルを把握したうえで仕事を紹介してくれるので、自分に合った仕事内容の可能性が高いです。

シルバー人材センターを活用する

シルバー人材センターを活用して就職する方法もあります。シルバー人材センターとは、高齢者が労働にやりがいを感じつつ、地域社会の活性化を目的とした組織です。

シルバー人材センターには、家の近くで仕事ができる点や高齢者が体力に無理のない仕事ができる点などの働くメリットがあります。ただ、短期や単発、短時間の仕事が多いため、安定した収入は得られません。

勤務延長制度を活用する

定年前まで働いていた会社に勤務延長制度があれば、活用するのもよいでしょう。勤務延長制度とは、定年を迎えた労働者が雇用を継続する制度です。勤務延長制度は定年後も雇用し続けるため、業務内容や賃金水準などの労働条件は変更しません。

ただ、勤務延長制度を活用した場合、退職金の支払いは勤務延長制度が終了して実際に仕事を辞めるときです。


人材紹介を活用する

人材紹介を活用すると、さまざまな仕事から自分に合った職場が見つかります。人材紹介は自社での直接雇用が前提なので長期雇用ができたり、非公開で募集している割のよい求人の発見が可能です。

人材紹介会社は、無料で履歴書の書き方や面接のアドバイスなどをしてくれるため、採用されやすい傾向にあります。もし、自分の条件と紹介先が労働者に求めている条件が合わなかった場合は、人材紹介を受けられません。

シルバー向け求人情報を活用する

65歳以上の方が仕事を探す方法の一つとして、シルバー向け求人情報の活用が挙げられます。シルバー向け求人情報は高齢者向けの求人しか掲載していないため、効率的な仕事探しが実現可能です。

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まとめ


65歳以上の男性で仕事探しをしている場合、マンション管理人や警備、タクシー運転手などが適しています。一方で女性の場合は、清掃や家事代行サービス、介護士などが向いている傾向にあるでしょう。

65歳以上の高齢者を対象にした求人を探すためには、再雇用制度や勤務延長制度などさまざまな方法があります。それぞれの方法を実践し、効率的な職場探しをしましょう。シニア専門求人【PR市場】の利用を検討している方は、お問い合わせしてください。


【Q&A】

Q:65歳以上で働いている人はどれくらいいる?

A:2021年時点で65歳以上の就職率は25.1%です。具体的には、65〜69歳の50.3%、70歳以上の18.1%が働いています。

参照元:就業者は18年連続で増加し、65〜69歳の就業率が初めて50%超えー65歳以上の高齢就業者のすがた|独立行政法人 労働政策研究・研修機構


Q:65歳以上で働き口が見つからない場合の選択肢は?

A:65歳以上で雇用してくれる職場が見つからない場合は、フリーランスや起業などの選択肢があります。何か得意分野があれば雇用してもらおうと考えずに、自分で事業を起こしてみるとより活躍の幅が広がるかもしれません。

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