シニア向け求人がある施設警備の主な仕事内容や求人例を紹介!

公開:2024/09/26 更新:2024/09/27
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「シニアでも採用してもらえる施設警備の求人がなかなか見つからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 

実は、世のなかにはシニア世代を積極的に採用している施設警備の求人が数多く存在しています。 この記事では、施設警備の主な仕事内容や求人例を紹介します。 施設警備のシニア向け求人を探している方は、本記事を参考にしてください。

【シニア向け求人】施設警備とは?


施設警備とは、建物や公共施設など人が集まる場所に常駐して警備する業務です。

人が集まる場所に常駐するため、空港やテーマパークなど勤務地は求人によって異なります。例えば、施設警備員は出入り口に配置され、訪問者もしくは従業員の身分を確認し、不審者が侵入しないように対応します。

警報装置や防犯カメラなどを活用し、施設内の監視をするのも仕事の一つです。

【シニア向け求人】施設警備の主な仕事内容


施設警備員として働くためには、具体的な仕事内容を把握しなければなりません。施設警備員には、主に以下の4つの仕事内容があります。

  • 巡回
  • 監視
  • 立哨
  • 出入り管理

施設警備員の仕事内容を把握すれば、自分に向いている仕事なのか理解しやすくなります。それぞれの仕事内容を理解し、施設警備員として働くべきか判断する材料にしてください。

巡回

巡回とは、施設の内外に異常がないかを巡回して確認する業務内容です。不審物や不審者を確認するほか、設備の破損もしくは損傷の有無などを確認し、施設の安全を守る役割があります。

また夜間には、24時間稼働している施設や退勤後のオフィスビルなどを巡回する場合があります。そのため、施設警備員として働く場合は、求人内容によって生活リズムが不規則になる可能性を考慮しなければなりません。求人内容によって生活リズムが不規則になる可能性を考慮しなければなりません。

監視

監視とは、防犯カメラにて施設内に異常が発生していないかと確認する業務内容です。監視業務を徹底すれば、施設内で火災や不法侵入者、盗難などの事件が発生した場合にはすぐに警察に対応してもらえます。

また、監視業務の徹底によってけが人や病人を迅速に発見しやすくなり、適切な対応が取れます。監視業務によって問題解決ができたり、人命を救えたりすれば、やりがいを感じられるでしょう。

立哨

立哨(りっしょう)とは、施設の出入り口にて不審者や不審物が侵入しないように見張っている業務内容です。施設警備員が出入り口にいれば、監視の目を感じやすくなり、犯罪抑制効果が得られます。

一般的な利用客に対しては施設の顔としての役割を担っているため、基本的な挨拶といったコミュニケーションが発生します。立哨は、明るく利用者とコミュニケーションが取れる方に適切な業務内容です。

出入り管理

出入り管理とは、施設を訪問する人物や車両の入館受付などで入退室管理をし、部外者の侵入や危険物の持ち込みなどを防止する業務内容です。勤務地がオフィスビルなのであれば社員証の確認、商業施設で働く場合は入場券の整理や不審者が紛れ込んでいないかを確認する必要があります。

出入り管理では、いつ・どこで・誰が・何をしに来たのかを記録し、万が一のために備えるのも業務の一つです。ほかにも、落とし物の案内をする場合があるとあらかじめ理解しておきましょう。

【シニア向け求人】施設警備が働きやすい理由


一見大変そうな業務内容が多い施設警備の仕事では、シニアの方々が多く働いています。シニアの方が施設警備で働いている理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 勤務時間が管理されている
  • 人間関係の負担が少ない
  • 仕事内容が比較的楽である
それぞれの理由を深掘りしていき、自分に施設警備員の仕事が向いているのかを判断してください。

勤務時間が管理されている


施設警備は、以下のように勤務時間が適切に管理されている傾向にあります。

  • 9〜12時までは巡回
  • 13〜15時までは監視
  • 16〜19時までは立哨
そのため、拘束時間が長かったとしても決められた時間に休憩を取れて、仮眠をとる時間が確保されています。

また、施設警備員は事件が発生しない限り、管理されている勤務時間は崩れません。施設警備員の仕事は残業によって帰宅時間が遅れにくく、仕事とプライベートの両立がしやすい特徴があります。

人間関係の負担が少ない

施設警備が働きやすい理由として、人間関係の負担が少ない点が挙げられます。業務の大半は黙々とこなす仕事が多く、ほかの職種と比較して人間関係の負担が少ないからです。

施設警備は接客業で施設の利用者から道を尋ねられたり、建物を案内したりする場合があります。

特に立哨や巡回などはひとりで任される機会が多く、同僚同士で無理して人間関係を構築する必要はありません。人間関係を構築するのが苦手な方は、施設警備員の求人への応募を検討してください。

仕事内容が比較的楽である

施設警備員の仕事内容は体力を要求されますが、比較的楽であるものが多いです。例えば、巡回に関しては、経路を一度覚えてしまうと決められた手順で作業を進めるだけです。

もちろん非常事態が発生した場合の対処法は、理解しておく必要があります。しかし、対処法の手順を覚えてしまえば、難しさを感じません。比較的仕事内容が楽な職種を探している方は、施設警備員を検討してください。

【シニア向け求人】施設警備がしんどい理由


施設警備の仕事には働きやすい側面がある一方で、仕事がしんどいと感じる場合があります。施設警備の仕事がしんどいと感じる理由には、以下の3つがあります。

  • 立ち仕事である
  • 勤務時間が長い
  • ひとりで業務する場合が多い
自分に向いている職業で働くためには、しんどい理由まで把握するとよいでしょう。それぞれの理由から自分に向いているのかを判断してください。

立ち仕事である

施設警備員は、基本的に立ち仕事が中心の職業です。施設内に異常が発生していないかを歩き回って確認したり、ビルの入り口で警戒したりしているため、体力を消耗しやすい傾向にあります。

プライベートで身体を動かす機会が少ない方にとっては、立ち仕事をしているとかなり体力が消耗されるでしょう。また、立っている間は警備員としての威厳を維持した姿勢をしなければならないため、より疲れやすいです。

勤務時間が長い

施設警備員は24時間以上の勤務が基本であり、職場によっては48時間以上働かなければならないかもしれません。もちろん勤務時間の途中で仮眠や休憩はできますが、勤務時間中は施設内にとどまっておく必要があります。

そのため、プライベートの時間が大きく制限される可能性があります。長い勤務時間の影響で自由時間を作れずに家族や友人との時間が削られてしまうかもしれません。長時間勤務が苦手な方は、施設警備員の仕事が不向きです。

ひとりで業務する場合が多い

施設警備はひとりで業務する機会が多く、業務に対して求められる責任が重い傾向にあります。ひとりでの業務でトラブルに遭遇した場合には、同僚と相談ができないため、自ら解決方法を実施しなければなりません。

また、ひとりで業務する時間が長いと時間の経過が遅く感じやすく、さらに疲労を感じてしまうでしょう。複数人でコミュニケーションを取りつつ仕事へ取り組みたい方は、施設警備員には向いていません。

施設警備の主な雇用形態


ここでは、施設警備の雇用形態について、警備員の調査結果を参考に解説します。2023年に厚生労働省が調査した結果によると、警備員全体の雇用形態は以下の通りです。

  • 60.9%:正社員
  • 34.9%:契約社員
  • 17.4%:パートタイマー
  • 13%:学生以外のアルバイト
つまり、警備員として働いている人の多くが正社員です。ただ、約40%が非正規雇用であるため、非正規雇用採用を目的として掲載されている求人も多くあると分かります。また、2021年の時点で警備員は50代以上の方が3分の2を占めているため、シニアでも安心して働けるでしょう。

女性警備員はまだ少ないですが、約4万人と全体の6.5%を占めており、年々増加傾向にあります。警備員の雇用形態を理解し、自分が働きたい雇用形態の求人があるのかを推測しましょう。


施設警備のシニア求人の例


ここでは、施設警備におけるシニア求人の例として以下の3つを紹介します。

  • 第一総合警備保障株式会社
  • テイケイ株式会社
  • 株式会社メビウス
実際に施設警備員として働くためには、どのような求人が掲載されているのかを理解しておいた方がよいでしょう。それぞれの求人内容を参考にし、施設警備員として働くべきか判断してください。

第一総合警備保障株式会社


第一総合保障株式会社とは1972年の創業以来、50年以上の歴史と実績がある警備会社です。出入り監視や巡回をはじめとするシンプルな業務内容が多いため、未経験から新たに働き始める方が多く見受けられます。

第一総合警備保障株式会社の初任給は、20万1,880円です。45時間の残業まで別途支給されるため、働き方によってはさらに稼げます。例えば、資格手当と45時間の残業代、45時間の深夜手当が付いた場合は、月給29万1,700円を稼げます。

テイケイ株式会社

テイケイ株式会社は週3日からシフトに入れて、有給休暇100%を取得しつつ働ける会社です。そのため、テイケイ株式会社で働けば仕事とプライベートを両立しやすくなるでしょう。

また、テイケイ株式会社の場合は基本的な業務内容を3日間の研修で学べて、研修手当の4万円を稼げます。ほかにも、入社祝い金の6万円から賞与30万円の資格取得支援制度などが充実しているため、稼ぎやすい職場環境です。

株式会社メビウス


株式会社メビウスでは、石川県金沢市にある図書館で夜間の施設警備や施錠、巡回などの仕事ができます。1日の配置人数は2人で、事前研修で仕事内容を丁寧に教えてくれるため、業界未経験者でも安心して働けるでしょう。

また、株式会社メビウスではWワーク希望者でも受け付けており、ほかに仕事をしている方でも働きやすいです。Wワークでの勤務を希望している場合に適切な求人といえます。

まとめ


施設警備は求人内容によって仕事内容や福利厚生の内容が異なるため、事前に施設警備の仕事内容を理解したうえで採用面接を受けるべきか判断をしてください。施設警備の仕事のよいところと悪いところを理解していなければ、あとで働き始めたのを後悔する恐れがあるためです。

シニア求人サイト【PR市場】ではシニア世代の方々を対象にした求人が多く掲載されているため、ぜひ活用を検討してください。

【Q&A】

Q1.施設警備として働くためには何か資格が必要?
A1.資格がなくても働けます。施設警備員として出世したいのであれば、警備員指導教育責任者や警備員業務検定など、資格を取得した方がよいです。

Q2.施設警備の仕事には年齢制限はある?
Q2.施設警備の仕事には年齢制限はないため、いつでも働き始められます。

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