シニア世代は必見!60代から探せる短期バイトとポイントを解説!!
公開:2024/07/24 更新:2024/07/24
最近の雇用状態で、60代以上の求人も多数掲載されるようになりました。経済的な理由で仕事をするだけではなく、健康維持や社会参加として仕事を始める方もいらっしゃいます。
時間調整や体への負担から、特に短期バイトが人気となっており、社会的なつながりを広める意味でも絶好のチャンスです。この記事では、シニア世代から人気となっている短期バイトの選び方や業種について解説しています。
後半ではバイト選びの際に注意すべき点などの紹介もしています。ぜひ最後までご覧ください。
60代が短期バイトへ応募する理由
60代が短期バイトへ応募する理由としては、時間や場所、業務内容を自分で選択しやすいためです。また、定年退職を迎えた方々が第二の人生で自分のやりたいことを仕事にする手段としても人気を集めています。
正社員と違い、無理のない時間・期間や働き方が短期バイトの魅力です。経済的な不安も解消しつつ、自身のペースで働ける環境は多くのシニア世代の働きたい方々を後押ししてくれるでしょう。
現在、シニア世代の労働意欲は高く内閣府が実施した高齢者白書では「何歳ごろまで仕事で収入を得たいですか」との質問で、58.9%の方が仕事をしたいと回答しています。
60代におすすめな短期バイト
60代のシニア世代のバイトは、収入を得るだけではなく、趣味やコミュニティへの参加、自身の健康といったさまざまな目的があります。くわえて、求人も転職や再雇用よりも短期バイトの方が多い傾向にあり、仕事が探しやすいです。
短期バイトは雇用期間が短いため、必要最低限の指示事項で業務を遂行できれば採用されやすく、業務内容も簡単なものが多いです。このような背景からシニア世代でも短期バイトでは採用がされやすいため、自身の希望求人には積極的に応募しましょう。
ただし、自分の希望している求人が見つからないケースもあります。希望の求人が見つかったとしても定員がすぐ埋まってしまい、応募終了となるかもしれません。希望求人へすぐに応募できるようにシニア求人の情報はこまめにチェックしておきましょう。
短期バイトを探す際には、あらかじめ自身がバイトで何をしたいのか目的をしっかりと持つと探しやすいです。60代から働ける短期バイトの探し方で困った際は、次の3つの視点で求人を探すことをおすすめします。
- 健康維持もできるバイト
- 時間調整しやすいバイト
- 経験を活かせるバイト
この3つに該当するバイトを例として挙げつつ解説します。
健康維持もできるバイト
健康維持もできるバイトでは、バイト中に体を動かすことで筋力や体力の維持または向上を図れます。健康や体力の維持をしたい方は、健康維持の観点から短期バイトを選ぶといいでしょう。
男性と女性で、それぞれ3つずつおすすめのバイトをピックアップしましたので、参考にしてください。
【男性】
警備員 | 交通誘導や工場現場での業務。 立ち仕事が基本で体力づくりに適しています。 |
ドライバー | 運動や配送業務。 二種免許や中型免許など業務内容によっては必要資格が変わります。 |
工場作業員 | 工場でライン作業を行う業務。 単純作業で立ち仕事の場合は下半身を鍛えられますが、夜勤や早朝勤務の可能性もあります。 |
【女性】
清掃員 | オフィスやデパートなど指定箇所の清掃をする業務。 片田を動かす業務で、場所によっては広いエリアを清掃するので、体力がつきます。 |
調理補助 | 簡単な調理や配膳、後片付けなどを行う業務。 お惣菜や弁当屋さん、食堂、ファミレスなど多くの働き口があります。 |
家事代行 | 家事を代わりに行う業務。 近年注目されている職種の一つで、比較的体を動かす職種で、家事が好きな方には、おすすめです。 |
健康維持ができる仕事は体力や筋力を必要とするため、年齢を重ねることで過去の自分よりも体の回復や筋力低下している可能性があり、体調不良やケガに注意が必要です。
時間調整しやすいバイト
自身の時間を有効活用するほかに、趣味に時間を費やしたい方は、シフトの調整がしやすいバイトを選ぶのがおすすめです。
バイトの種類としては、次のものが挙げられます。
- 事務職
- スーパー
- 仕分け、梱包
- コンビニ
- コールセンター など
コールセンターは在宅でも勤務が可能で、決められた対応マニュアルのほかに、化粧品の取り扱いに詳しいなど、経験から業務効率が上がる可能性もあります。ただし、パソコン入力などPC操作に慣れておいた方がいいでしょう。
ほかのバイトも業務内容は単純作業で、希望勤務時間やシフトの調整がききやすく自身のペースや都合にあわせて業務ができます。
求人票に「週2回OK」「一日3時間からOK」など記載されている業務は、比較的時間調整のしやすいバイトであることが多いです。家族や自分が体調を崩しやすい状況や、急用で業務ができない可能性がある方は、こういった点からバイトを探すとよいでしょう。
経験を活かせるバイト
自身の経験が活かせるバイトの場合、精神的な満足感を得られ、年齢関係なく活躍ができます。
また、資格や経験が備わっていることで採用されやすくなるでしょう。経験を活かせる業務としては、次のものが挙げられます。
- 介護士
- 翻訳者
- ガソリンスタンド
- 塾講師
- 金融機関のお客様案内
- マンションの管理人
- 保育士補助
シニア世代の一番の強みとは、長年積み上げてきた経験と実績です。経験や実績を使ったバイトであれば、即戦力となり給料をもらうだけではなく信頼やコミュニティの形成にも役立ちます。
ガソリンスタンドのスタッフなどは、危険物の資格保有者であれば給料が高くなるケースもあるため、経験や資格により通常よりも時給が上がる可能性があります。自身の経験が短期バイトに活かせるか考えてみましょう。
60代が短期バイトを探す際のポイント
60代のシニア世代が短期バイトを探す際に、いくつか気をつけるポイントがあります。まずはバイトに求める条件を決めることです。
優先的に「この条件は必須、この条件はなくても大丈夫」など、条件を決めておきましょう。
次に、無理のないペースで働ける仕事を選びます。体力が追いつかなければ働き続けられないため、柔軟なシフト調整が可能かどうかを確認しましょう。自宅から近いなども、無理なく続けられる条件といえます。
求人情報に「シニア活躍中」などの表記があるものを探すのも、シニア世代の短期バイトを探すポイントです。
これらの内容をあわせて、求人を探す方法としては次の3つがあります。
- シルバー人材など、高齢者雇用の紹介会社を利用する
- 勤めていた会社や友人から紹介してもらう
- インターネットサイトの活用
上記3つの内容を、順に解説します。
シルバー人材など高齢者雇用の紹介会社を利用する
シルバー人材センターなどは、高齢者などの雇用安定に関して法律で定められた団体です。市町村ごとに設置され、各独立団体が運営しています。目的は、地域社会の活性化を目指し、短期または臨時の手軽な仕事を高齢者へ紹介することです。
60代の働く意思のある方で、会費が納入できれば入会できます。また、県や市では商工会議所を始め、地域包括支援センターなどシニア世代の就業を補助している活動もあるためあわせて利用をおすすめします。
勤めていた会社や友人から紹介してもらう
勤めていた会社からの紹介は、今までの経験を活かしやすいです。再雇用の場合、パートやバイトとして雇用契約を再び結ぶことです。
人材不足が問題となっている昨今、定年退職後のバイト探しは制限がある場合が多いです。いい求人をみつけたとしても、その業務が自分の希望に合わないかもしれません。そのため勤めた会社に再雇用制度があれば積極的に使うことをおすすめします。
今までできた人脈や交友関係を活用して、定年後の仕事を探す方法もあります。この方法では、紹介先に採用されやすくなったり、求人が出ていない仕事を紹介されたりする可能性が高いです。
インターネットサイトの活用
高齢者採用が増えている状態のため、インターネットサイトもそれに伴ってシニア向けの求人サイトが増えてきました。
ターゲット層がしっかりとしているため、シニア世代でも安心して応募できる求人を多く取り扱っています。
PR市場は在宅ワークや副業求人のほかに、シニア専門の求人ページがあります。業務選択も地域や働き方で検索ができ、ページ構成もシンプルで非常に検索しやすいのでおすすめです。
60代が短期バイトを探す際の注意点
60代のシニア世代が短期バイトを探す際には、次の点に注意する必要があります。
- 時給にこだわらない
- 妥協も必要
- 失業手当の受給資格
バイトを選ぶ際に時給が高いバイトへ応募したいかもしれませんが、安易に高単価の時給をうたっている短期バイトへ応募するのは考えましょう。時給が高い場合、業務内容も難しい可能性があるため、事前に内容を調べる必要があります。
希望の条件をすべて満たすものをみつけるのは容易ではないため、ある程度の妥協も必要です。短期バイトを探す際はこだわりすぎないようにしましょう。
以下の項目に該当する場合、失業手当を受給できます。
- 60~65歳未満
- 離職日以前の2年間に12ヶ月以上雇用保険に加入
- 現在は失業状態
- 職活動をしている
短期バイトを探す前に、自身が失業手当が受給できるか確認したい場合は、ハローワークに相談しましょう。
まとめ
60代のシニア世代では短期バイトが人気となっています。その理由は経済面だけではなく健康維持や、趣味を満喫するためです。
短期バイトを探す際は、自身の目的や条件をはっきりさせることで探しやすくなるので、求人を探す前にある程度決めておきましょう。
シルバー人材や友人、勤めていた会社など短期バイトを探す方法があります。PR市場のようにインターネットサイトで検索しやすくなってきたので、積極的に活用しましょう。
【Q&A】
Q:60代のシニア世代は、働きたい方がいますか?
A:はい、定年退職後も働きたいと思っている方は多くいらっしゃいます。経済的な面や趣味、健康維持など目的はさまざまあり、60代後半では70%を越えます。
Q:シニア世代のバイトはどのように探せばいいですか?
A:はい、あります。シルバー人材やインターネットサイトの活用、勤めていた会社や友人からの紹介などがあります。