定年退職の挨拶を求められたらどうする?一言例文を場面別に解説
定年退職の際、一言挨拶でどのような内容を話すのか悩んでしまう方もいるでしょう。これまでお世話になった会社だからこそ、きちんとした感謝の気持ちを伝えたいと考える方も多いかもしれません。
定年退職時の一言挨拶は、要点を押さえて簡潔な内容にすると好印象です。そこで本記事では、定年退職時の一言挨拶のポイントや、場面ごとの具体的な例文を紹介します。
定年退職の一言挨拶の基本的なポイント
要点を絞って簡潔にまとめる
エピソードを交えながら感謝の気持ちを盛り込む
前向きで明るい内容にする
社外の方へ定年退職の一言挨拶をする場合のポイント
【場面別】定年退職の一言挨拶の例
朝礼・終礼
一言例:私事ではございますが、本日無事に定年を迎えることができました。
〇年に入社して以来、嬉しいことも困難なこともたくさんありましたが、精一杯仕事に打ち込んできた△年間でした。これまでご指導いただいた皆様には大変感謝しております。
今後はさまざまな挑戦をしながら、第二の人生を歩んでいく所存です。
皆様のご健康とご活躍を、心よりお祈りいたします。今まで本当にありがとうございました。
送別会
一言例:本日はお忙しいなか、盛大な送別会を開いていただきましてありがとうございます。
〇年に入社してから△年間、精一杯仕事に打ち込むなかで本当にいろいろな出来事がありました。
特に〇〇の際は△△さんにお力添えいただき、紆余曲折がありながらも無事やり遂げられた(など、印象に残っているエピソード)のは特に印象深い思い出の一つです。
今後は趣味の登山を楽しみながら、第二の人生を楽しみたいと思っています。これまで本当にありがとうございました。
取引先
一言例:本日はお忙しいなか、お時間をいただきましてありがとうございます。
私事で恐縮ですが、〇月〇日をもちまして定年退職をすることになりました。
〇〇様には△△の件などで大変お世話になり、本当に感謝しております。
後任につきましては、こちらの〇〇が担当させていただきます。長年この業務に携わっており知識も豊富ですのでご安心ください。
〇月〇日までは私も社内におりますので、何かございましたらご連絡ください。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。
定年退職の一言挨拶をメールでするときのポイント
社内には最終出勤日に送る
社外の取引先には早めに知らせる
メールでの定年退職の一言挨拶の例
メール例:
件名:退職のご挨拶【名前】
△△部の皆様
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
このたび、本日をもちまして定年退職いたします。本来であれば直接伺ってご挨拶すべきですが、メールにて失礼いたします。
入社してから〇年間、皆様には大変お世話になりました。今日まで勤め上げられたのは、皆様の支えがあったからこそです。心より感謝申し上げます。
今後も、仕事で培った経験を胸に精進して参る所存です。
最後になりますが、〇〇会社のご発展と皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。今まで本当にありがとうございました。
社外宛のメールは後任にもきちんと触れる
メール例:
件名:定年退職のご挨拶 〇〇株式会社 〇〇(氏名)
株式会社△△
△△(氏名)様
いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
私事で恐縮ですが、〇月〇日をもちまして、定年退職する運びとなりました。
〇〇様には、これまで大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。
本来ならば、直接ご挨拶に伺うべきですが、メールでのご挨拶となり、お詫び申し上げます。
後任の担当は弊社の□□です。引き継ぎは完了しておりますので、後日改めて□□よりご連絡させていただきます。今後も引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。
末筆ではございますが、貴社と皆様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。誠にありがとうございました。