おばあちゃんでもできる仕事は何がある?まだまだ活躍できる仕事5選

公開:2024/03/22 更新:2024/03/22
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子どもが巣立ち、新たな生活を迎えるための準備をしていきたいけど、気がつけばおばあちゃんになっているものです。


「年金生活だけでは不安だから仕事を始めたい」と考えているけど、この年齢でできる仕事なんてあるのかと心配になるかもしれません。


近年では高齢者の積極採用が進み、シニア女性の需要も高まってきています。


本記事では、おばあちゃんになっても輝き続けられる仕事を紹介します。


普段何気なくこなしている毎日の作業を、仕事として発揮できるかもしれません。年齢を気にせず、自分らしさを発揮できる仕事探しの参考にしてください。

おばあちゃんでも仕事をしていいの?


第二の人生を迎え、収入源を少しでも増やすために、仕事を始めたい気持ちが強まるかもしれません。

しかし、「こんな年でも仕事をして大丈夫かな」「自分には何ができるのかな」と、新しいことを始めるにも、年齢を理由に億劫になるでしょう。
 
内閣府が行った世論調査のなかで「何歳まで仕事をしたいか」といった問いがありました。その結果、女性で60歳を越えても働きたい方の割合は「61歳〜65歳」で27.0%、「66歳〜70歳」は17.3%と全体の割合でも多くの数を示しているデータが明らかになっています。


参照:老後の生活設計と公的年金に関する世論調査 図1 - 内閣府 (gov-online.go.jp)

おばあちゃん世代の仕事の需要は?

2023年9月時点で、日本の総人口における高齢者の数は3,623万人となり、過去最多ともいえる29.1%の人口率です。

2021年4月には高齢者雇用安定法により、70歳までの就業確保が企業の努力義務化となりました。60歳以上の雇用が積極化された影響もあり、60歳〜64歳の女性の就業状況は62.6%と半数以上となっています。


参照:2 就業の状況|令和2年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)
年齢を重ねるごとに就業率は下がっているものの、80歳以上の女性においても9.7%の就業率を誇っています。まだおばあちゃん世代のチカラが必要な世の中といえるでしょう。

おばあちゃん世代でも輝ける仕事にはどんなものがある?


それでは、おばあちゃんでもできる仕事には、一体どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、おばあちゃん世代でも輝き続けられる5つの仕事をピックアップし、ご紹介します。

  • 家事スキルを生かせる家事代行サービスや調理補助
  • コミュニケーション能力を発揮するサービス業
  • PCスキルを生かして輝く事務職
  • 住居の安全を守るマンション管理員
  • ひとりでコツコツやりたい方には清掃・軽作業
1つずつ、それぞれみていきましょう。

家事スキルを生かせる家事代行サービスや調理補助

今まで「家事しかしてこなかった」と新しい仕事を始めるのに不安な方も、安心してください。家事は立派な仕事スキルの1つです。

これまでに家庭で培った、家事や料理の腕を発揮して働ける家事代行サービスや、施設内の調理補助の仕事はいかがでしょうか。

作業によっては立ち仕事になるものがありますので、負担のかからない働き方を心がけましょう。

毎日当たり前にこなしてきた業務を、利用者さんの「ありがとう」の声とともに喜んでもらえる、やりがいのある仕事です。

コミュニケーション能力を発揮するサービス業

人と話すことが好きなおばあちゃんは、今まで培ったコミュニケーション能力を発揮できるサービス業がおすすめです。

スーパーをはじめとする販売店や窓口業務など、接客を通して会話を行えるので、これまでの人生経験で培ったスキルが何よりの強みです。

 仕事を通して多くの方と会話することで、社会とのつながりを感じられ、メリハリもつきます。時には臨機応変な対応が求められますが、豊富な人生経験を基にカバーしていきましょう。

PCスキルを生かして輝く事務職

これまで事務職として活躍し、PCスキルを発揮し続けた方には、オフィスワークの仕事が安心して働けるでしょう。

一般企業や工場内事務、学校や施設などあらゆるジャンルで活躍する場面があります。これまでに積み重ねてきたWordやExcelの知識やデータ入力、経理などのスキルを発揮し、長く活躍して輝ける仕事です。

しかし、PC作業は目の負担が大きく、細かい作業が難しい可能性もあります。負担のかからない方法を考えながら、無理のない程度に作業を進めていきましょう。

住居の安全を守るマンション管理員

マンションの居住者が心地よく過ごせるためのマンション管理員は、近年ではおばあちゃんのような高齢女性の活躍も目立ちます。

安全を考慮したレディースマンションが増加している影響で、女性マンション管理員は非常に重要な存在ともいえます。

敷地内の清掃や点検などの庶務業務を中心に、居住者とコミュニケーションをとりながらマンションの快適化に務めるのが仕事です。

1日3時間程度の隙間時間を活用してできる仕事のため、体力的にも無理なく働けます。人と話すことやお世話好きの方は、ぜひチャレンジしてください。

ひとりでコツコツやりたい方には清掃・軽作業

自分の仕事を淡々とこなしたい方には、施設清掃や工場内軽作業がおすすめです。施設清掃や工場内軽作業はおばあちゃん世代が多く活躍する仕事でもあります。

清掃作業は、マンションや施設の清掃を主に行い、利用者に快適な空間を提供する仕事です。軽作業では、検品作業・仕分け作業や梱包・シール貼りなど、さまざまな業務に携われます。

どちらも1人でコツコツと作業に集中して行う業務がほとんどで、難しい作業はありません。比較的短時間で終わることが多いのも大きな特徴なので、仕事経験が浅くても始めやすい仕事です。

おばあちゃんでもできる仕事探しのポイント


おばあちゃんでもできる仕事を探すために、一体どのようなことをポイントにして、自分らしい仕事を見つけられるのでしょうか。

ここでは、仕事探しにおける3つのポイントをピックアップし、ご紹介いたします。

  • 体力面で負担の少ないものを探す
  • 得意分野を発揮して自分ができるものを見つける
  • 過去の経験にとらわれすぎない
それぞれの項目について、みていきましょう。

体力面で負担の少ないものを探す

新しい仕事を始めるうえで、一番気がかりなのが体力面です。おばあちゃんになると、やる気はあっても、昔ほど体力が追いつかなくなってしまうのが現状です。

やりたい気持ちを大切にしながら、今の自分と向き合ってできる仕事を探していきましょう。

また、ストレスをなるべく減らして適度な休息を取りながら、無理なく働けるよう心がけてください。そのためにも日々の食生活や睡眠を大切にし、メリハリのある生活をすすめていきましょう。

得意分野を発揮して自分ができるものを見つける

おばあちゃんでもできる仕事を選ぶにあたって、やはり自分の得意分野を発揮できるものがよいでしょう。今まで携わっていた仕事はもちろん、趣味や特技さえも仕事として発揮できるチャンスがあります。

特に、今まで家事に注力していたおばあちゃんにとって、当たり前にこなしていた家事が大きなスキルになる可能性があります。

一度、自分には何ができるかを考えて、自信を持てる作業を探してください。あなたらしく輝ける仕事は、意外とすぐ近くにあるのかもしれません。

過去の経験にとらわれすぎない

おばあちゃんが仕事を始めるにあたって、どうしても過去の経験に縛られてしまいがちです。経験豊富な職種では「今までやってきたから」と満を持して取り組めるでしょう。

しかし、年齢を重ねると、今まで自分が経験していたからといって、昔のように体が動かないのが現状です。

今の自分の状況を見つめ直し、過去の経験を踏まえながら、どこまでの作業ができるのか、確認していきましょう。今までの経験も大切にしていきながら、今できる精一杯のやり方を、自分なりに工夫して取り組んでください。

おばあちゃんでもできる仕事はどうやって探すの?


おばあちゃんになり、いざ仕事をしようと思っても、どのように探していけばよいのでしょうか。仕事探しにはさまざまな手段があり、自分にピッタリの方法はどのような方法なのか、よくわからないかもしれません。

ここでは、おばあちゃんでもできる仕事の探し方を3点ピックアップいたしました。

  • ハローワークやシルバー人材センターなど国や自治体の就職支援サービス
  • 知人や身内の紹介
  • 求人サイトを活用する
それぞれの項目について、みていきましょう。

ハローワークやシルバー人材センターなど国や自治体の就職支援サービス

おばあちゃんが仕事を始めるにあたって、まずは公共機関を訪ねてみましょう。

ハローワークに「生涯現役支援窓口」を設置している自治体が多く、おばあちゃん世代の就業を支援する体制が整えられています。また、「職業訓練(ハロートレーニング)」を利用して、就職に必要な資格や知識を無料で学べるのも大きな特徴です。

ほかにも、自治体の運営するシルバー人材センターでは、おばあちゃん向けの仕事はもちろん、ボランティアとして活動できるさまざまな活動が用意されています。「いきなり仕事をするのは勇気がいる」方も気軽に挑戦しやすく、安心して受けられるサービスの1つです。

どちらも、どのような仕事をしたいのかと希望を伝えると、親身になって相談に乗ってくれるため、あなたに合った仕事に巡り会えるでしょう。

知人や身内の紹介

仕事探しの手段として、知人や身内など、今まで培った人脈を頼りにするのも1つの方法です。

長年培った人間関係は、おばあちゃんならではの特権です。身内はもちろん、地域の知人や以前の職場の同僚など、一度話してみましょう。
 
知人からの紹介だと、詳しい仕事内容を聞けるため、ミスマッチなく自分が望む仕事を見つけられます。

ある程度の会話の距離感は必要ですが、知り合いを通じての仕事探しも非常に有効な手段といえます。

求人サイトを活用する

近年ではインターネットでの検索が盛んになり、PCやスマートフォンで簡単に仕事探しができる時代になりました。

シニア専門求人【PR市場】では、「おばあちゃんでもできる仕事」「シニア女性活躍中」「65歳以上歓迎」など、おばあちゃん世代が輝ける求人を幅広く用意しています。

空いた時間を活用して、無理なく仕事探しができるので、一度インターネットでみてはいかがでしょうか。

この仕事は私には難しい、など悲観せずに「やってみたい」気持ちも大切にするとよいでしょう。

まとめ


おばあちゃんでもまだまだ活躍できる仕事、5選をご紹介いたしました。

人生経験が豊富なおばあちゃんだからこそ、チカラを発揮できる仕事が多くあります。今まで当たり前にこなしていたことを発揮して、さらに輝くおばあちゃんを目指していきましょう。

そして、本記事を参考に【PR市場】を活用して、自分に合った仕事を探してください。きっとご自身に合った仕事に巡り会えます。


【Q&A】

Q:おばあちゃんでも仕事をしたいけど、迷惑ではないでしょうか。この年齢での需要はあるのでしょうか?


A: 2021年4月に改定された高齢者雇用安定法により、70歳までの就業確保が企業の努力義務化され、60歳以上の雇用が積極化されています。

60歳以上の女性の就業者率は全体の半数近くにのぼり、シニア女性が働くことが当たり前に変化しているので、必要としている企業は多くあるので気にしなくても大丈夫です。


Q:おばあちゃんでもできる仕事を探すために、何に気をつけたらよいでしょうか?


A:まずは、体力的に負担のないものを選んでいきましょう。過去にとらわれて経験を発揮したくても、思うように体が動かないのが現状です。

経験豊富なおばあちゃんだからこそ、趣味や特技など、今まで当たり前にこなしてきたことを発揮し、今の自分が自信を持って発揮できるものを仕事にしてください。

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